#スキンケア
カルシウムイオンが肌を救う?お肌のコンディションを整えるターンオーバーの仕組みとは?
31 Aug 2020
そもそもターンオーバーってなに?
肌は上から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」でできています。さらに一番上にある表皮は「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」という4層構造からできています。この表皮で行われる肌細胞の生まれ変わりを『ターンオーバー』といいます。
通常、一番下の「基底層」で新しい細胞が生み出され、成長しながら徐々に上へと押し上げられていき古い細胞と入れ替わっていきます。
正常なターンオーバーができていれば、生まれた新しい細胞が上層まで成長し、角質層を形成、そして古くなった角質が垢となって剥がれ落ちるまで約28日間と言われています。
ターンオーバーが乱れるとどうなるの?
ターンオーバーは長くても短くてもお肌に悪影響です。長ければ古い角質が表皮にとどまり、役目を終えた角質は肌をくすませ汚くみせます。
基底層では紫外線などの刺激が加わると『メラニン』を生成します。メラニンは色素を含みますので、ターンオーバーが長いとこの色素が蓄積されシミの原因になります。
逆にターンオーバーが短すぎれば、新しい角質層ができていないのに古い角質が剥がれ落ちてしまいます。未成熟な角質層には、お肌を守る「バリアの機能」と肌内部の水分を保つ「保湿の機能」が足りません。
ターンオーバーがうまくいかず、正常な角質層が維持されなければ、バリア機能が弱い刺激に弱い敏感肌、または、保湿機能が弱いガサガサの乾燥肌になり、肌トラブルの原因になります。
ターンオーバーが乱れる原因は?
ターンオーバーの乱れる原因として、寝不足、食生活の乱れ、無理なダイエット、ストレス、疲労、運動不足など毎日の生活習慣やライフスタイルに関連することが多くあります。
また、便秘になると、腸内に老廃物が貯まりそれが血液から全身に回ります。するとそれらの老廃物を体外へ排出するのに、体の機能が手一杯になり、肌のターンオーバー機能が低下してしまい、肌荒れにつながります。
ターンオーバーを乱す、もうひとつの大きな原因は「カルシウム」の不足です。カルシウムは表皮に必要なタンパク質の合成を促す働きがあり、これにより肌の正常なターンオーバーを促進するので、健康的なお肌には欠かせません。
カルシウムを食事だけでお肌に充分補給するのはなかなか難しいようです。違う方法も使ってカルシウムを補充し、正常なターンオーバーを促しましょう。
カルシウムはどうやって補うの?
食事からもカルシウムを取り込むことはできます。食事から摂ったカルシウムは、主に小腸で吸収され、全身へいきわたります。しかしそのカルシウムは全身に分散するため、肌表面へ行き渡る量はわずかです。
そのため、肌により多くのカルシウムを補給するには、直接お肌に浸透させる方法が望ましいです。例えば毎日のスキンケア。これを利用してお肌にカルシウムを届ける方法が理想的です。
化粧品成分のカルシウムには、リン酸カルシウムや炭酸カルシウムなど種類がありますが、これらのカルシウムは水に溶けにくいため、スキンケアには向いていません。おすすめの化粧品成分は「カルシウムイオン」です。
浸透力の高いカルシウムイオンとは?
通常、カルシウムは水に溶けにくい成分です。しかしイオン化して「カルシウムイオン」になると、水に溶けやすくなります。水に溶けたカルシウムイオンであれば、お肌に取り込みやすくなります。
ただしお肌の細胞が閉ざされていると、水に溶けたカルシウムイオンでも、なかなか効率的な吸収はできません。そこで活躍するのがAHA「α-Hydroxic acid(別名フルーツ酸)」です。
AHA(別名フルーツ酸)はクエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、乳酸の総称です。AHAはに細胞内にイオンの通り道を作る効果があります。
AHAとカルシウムイオンを同時に配合することで、カルシウムをお肌に浸透しやすくすることが可能です。この同時配合が「浸透力の高いカルシウムイオン」の正体です。
カルシウムでトラブル知らずの肌へ
いかがだったでしょうか?実はカルシウムがこんなにお肌のコンディションを支えてくれているなんて驚きませんか?次回は今回紹介した「浸透型カルシウムイオン」が入っている新発売のスキンケアアイテムをご紹介します。
*追記)記事が公開されました▽