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セルフジェルネイルをはじめる前に知っておきたい。ジェルネイルの基礎知識とは?
08 Jul 2020 SP
そもそもジェルネイルってなに?マニキュアとの違いは?
ジェルネイルとは、専用のライトの光による紫外線(肌を日焼けさせる波長の紫外線ではない)で硬化させることで仕上げるネイルコスメのこと。マニキュアは塗料なので自然乾燥で固まりますが、ジェルネイルは紫外線に反応させるまでは硬化しないという違いがあります
ジェルネイルといえば以前はUVが主流でしたが、現在はLEDが主流です。LEDのほうが硬化時間が早いので楽です。またライトの省エネ化、小型化も進んでいて、家庭でも使いやすく改良されてきています。
さらにネイルアートがやりやすいことや、マニキュアよりも強度があり長持ちしやすい点、ジェルネイルならではのツヤのある仕上がりなど、ますます人気が高まっています。
ソフトジェルとハードジェルの違いとは?
ジェルネイルには大きく分けて「ソフトジェル」と「ハードジェル」の2種類があります。セルフジェルネイルを始める方におすすめなのは断然「ソフトジェル」です。
ソフトジェルとハードジェルの一番大きな違いはアセトンに反応して溶けるかどうか。ソフトジェルは別名「ソークオフジェル」と呼ばれており、アセトンに反応して溶けるので、正しいオフのやり方をきちんと知っていれば、セルフでも比較的簡単にオフすることができます。
ハードジェルは、その名のとおり強度があり、爪の長さ出しや、複雑で立体的なアートをすることができます。ただしオフはファイルやネイルマシーンで削り落とさないといけません。誤って自爪まで削ってしまう可能性もあるので、初心者にはおすすめしません。
セルフジェルネイルに必要な道具ってなに?
必要な道具を揃えなければセルフでジェルネイルをすることができません。おすすめなのはジェルネイルキット(スターターキットと呼ぶこともあります)を購入することです。いろいろなメーカーやブランドからジェルネイルキットが販売されています。
ジェルネイルキットにはセルフジェルネイルに必要な道具が一通り揃っています。単品購入で揃えるよりもお得なことが多いので、はじめての方はジェルネイルキットを購入しましょう。
メーカーによっては、ジェルネイルキットについているアイテム数が違います。まずはセルフジェルネイルに必ず必要なアイテム不要なアイテムを確認しましょう。それぞれの選び方もご紹介します。
ジェルネイル用LEDライトの選び方
ジェルネイルを硬化させるためにはLEDライトが必要です。たまにジェルネイルキットの中には、既にライトを持っている方向けの「ライトレスキット」があります。購入前には必ずライト付きのジェルネイルキットか確認しましょう
ライトを選ぶときは「パワー(ジェルの硬化スピード)」と「ライトの大きさ」を確認しましょう。パワーが強い(ジェルの硬化時間が早い)ほど楽に使えます。ワット数は消費電力のことなので、数字が小さいほど省エネです。
ネイルサロンと違いライトは出し入れすることが多いので、化粧台の引き出しにはいりそうなコンパクトなものを選びましょう。底が抜けている、もしくは取り外せるタイプのものはフットネイルがやりやすいです。

セルフ用のライトを選ぶときはパワーとコンパクトさ、使い勝手の良さが大切です。
ウッドスティックの選び方
ジェルネイルの最初から最後まで使う大活躍のネイルアイテムです。ジェルを塗る前に行う下処理(プレパレーション)で甘皮やルーススキン(甘皮のしたから生えてくる薄い表皮のこと)の処理に使用します。
また、ジェルを塗る際にはみ出したときのお直しや、爪の根本のライン取り、オフで溶けたジェルネイルを取り除く時にも使用します。慣れてきたらウッドスティックの端を削って、自分の使いやすい形に整えるのもいいでしょう。
ウッドスティックは後で削ることも考えると、10cm~15cmほどの適度な長さとものがよいでしょう。長すぎると使いづらいです。また適度にしなりがある方が力を入れやすいです。
エメリーボードの選び方
爪の長さや形を整えるために必須のアイテムです。爪切りは衝撃が強く、爪にダメージを与えます。2枚爪の原因になりますので、爪の長さを短くする時もエメリーボードを使いましょう。爪を削る感覚がわかりやすい薄い板状のものが、細かい調整がやりやすくて便利です。
爪を短くする際は荒く、形を整えたり際にはきめ細かくできるように、裏表でグリッド数(荒さ)の違うものがおすすめです。グリッド数は180と240前後のものがいいでしょう。180の面である程度やりたい爪の長さや形に整形し、240の面で微調整して仕上げます。

グリッド数は数字が大きいほどなめらかで、低いほど荒くなります。
ネイルファイルの選び方
ジェルネイルをオフする際にジェルを削るのに使います。力が入りやすく硬いものを削るためにスポンジが入った少し分厚いタイプを選びましょう。使うときは往復がけせずに、一方向に動かすようにして使用しましょう。
菱形(ダイヤモンド型)や三日月型などいろんな形状のものがありますが、セルフジェルネイルで複数の形状のファイルを揃える必要はありません。ダイヤモンド型が握りやすいのでおすすめです。
基本的にオフ専用で使うので両面同じグリッド数で大丈夫です。初心者はグリッド数180前後のものがいいでしょう。グリッド100等は初心者だと荒すぎて自爪を削る可能性があります。
リムーバーの選び方
ジェルネイルはソフト(ソークオフ)ジェルの場合、アセトンで溶かしてオフしますので専用のリムーバーが必要です。マニキュアの除光液ではアセトン成分が少なくジェルが溶けにくいので、必ずジェルネイル用のリムーバーを用意してください。
その他にあったらいいアイテム
手指の消毒やウッドスティックに巻くためのコットンやオフに必要なアルミホイル、筆の拭き取りに便利なキッチンペーパー、消毒液(アルコール)などが必要です。
これらはネイル専用のものが特に必要なわけではなく、家にあるものや100均で買えるアイテムでなのでジェルネイルキットに付いてなくても大丈夫です。

筆のおそうじにコットンやティッシュペーパーは余計に汚れるので使わないようにしましょう。キッチンペーパーがおすすめです。
セルフジェルネイルに必要ない道具とは?
ネイルサロンでは使用されているのに、実はセルフジェルネイルでは必要ない道具も実はあります。なぜ必要ないのかというと、便利だけど素人には使いこなすのが難しいから。
メーカーによってはジェルネイルキットの中に入っているものもありますが、ジェルネイルに必須というわけではありません。逆に扱いが難しいので使い方を誤ると危険ですのでむしろ初心者は使わないほうがいいアイテムもあります。そんなネイルアイテムをご紹介します。
キューティクルニッパーは必要?
ジェルネイルを長持ちさせるためには適切な甘皮処理が必要です。そこで甘皮をカットするのに使われるのがキューティクルニッパー。ネイルサロンでジェルネイルされている方は実際に甘皮をカットされたことがあると思います。
甘皮には大切な役目がある?
甘皮には爪の根元から雑菌の侵入を防ぐ役目があり、取りすぎるとよくありません。また爪の根元には爪母と呼ばれる爪を作る場所があり、その爪母を守るのも甘皮の役目です。
必要な甘皮まで切除してしまうとこの爪母を痛めてしまいます。ボコボコした爪や亀裂の入った爪か生えてくる原因のひとつになります。
鋭利なアイテムなので、指をきって怪我をしたり、余計なささくれを作ってしまうことも。正しい技術と知識を持ったネイリストだからこそ使いこなせるアイテムです。無理してセルフネイルで使わなくてもいいと思います。

購入するのであれば是非いいモノを。切れ味が悪いと余計な力がはいって怪我の元になります。
メタルプッシャーは必要?
メタルプッシャーはキューティクルニッパーと同様に甘皮を処理する道具です。特に爪の表面にうっすらと付着しているルーススキンを取り除くのに使用します。
メタルプッシャーという名の通り金属製で硬いです。勢い余って、表面のルーススキンだけでなく爪の表層を削り取ってしまったり、爪の根元にゴリッと突き刺してしまい爪母を痛める危険があります。
基本的にキューティクルニッパーもメタルプッシャーもウッドスティックで代用できます。?どちらも爪の根元を触るアイテムなので、衛生面でも使い捨てできるウッドスティックのほうがお手入れが楽です。

お手入れも簡単なウッドスティックで代用するのがおすすめです。
ネイルマシンは必要?
主にオフの際、ジェルを削り取るのに便利なネイルマシンですが、こちらもソフトジェル(ソークオフジェル)を使ったセルフジェルネイルでは特に必要ではありません。ファイルで十分です。
ネイルマシンは削る力が強力なので、使いこなすには知識と技術が必要です。使用目的に合わせた回転速度、回転方向をきちんと理解して使用しないといけません。誤って自爪を深く傷つけたり、することもあるので使うときはプロの指導を受けてからをおすすめします。

セルフであればネイルファイルで十分です。
はじめてのセルフジェルネイルにおすすめのブランドは?

ジェルネイルキット選びのポイントを詳しく解説。スタイル別に選べるおすすめジェルネイルキット3選をご紹介。
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