#メイクアップ
そのやり方間違ってるかも?ネイリストに学ぶセルフジェルネイルの正しいやり方とは?
08 Jul 2020
セルフジェルネイルとは?
ジェルネイルを自宅で行うジェルネイルのことです。今まではネイルサロンでジェルネイルをしてもらうのが主流でしたが、ソフトジェル(ソークオフジェル)の登場やライトのLED化に伴い、自宅でも簡単にできるようになりました。
また昨今のコロナの影響による「リモートワーク推奨」や「不要不急の外出禁止」、「自宅待機」の流れから、以前にも増して「セルフジェルネイル」が注目を集めています。
長持ちしないのは自己流のセルフジェルネイルが原因かも
セルフジェルネイルが流行った一方で、正しいやり方をマスターしている人はごくわずかだと思います。今回はセルフジェルネイルの専門ブランド「ジェリーネイル コンセプトショップ 代官山」で、実際にプロのネイリストにレクチャーして頂いた方法をベースに解説していきます。
正しいプレパレーションのやり方とは?
プレパレーションをすることで、爪へのダメージを抑えます。また。仕上がりもキレイになり、何よりジェルネイルが長持ちします。焦らず丁寧にやっていきましょう。
ステップ1|手洗い消毒をしましょう
まずは必ず手洗いをきちんとしましょう。雑菌があるままジェルネイルをすると、ジェルネイルの下で雑菌が繁殖してグリーンネイルなどのトラブルになることがあります。
爪の油汚れを落とすことは、ジェルの持ちを長くする効果もあります。手洗いのあとは消毒液(アルコール)を浸したコットンなどで、指先から手の全体を消毒しましょう。
ステップ2|爪の形を整えていきます
次にエメリーボードを使って爪の形を整えます。グリッド数は180と240前後のものが使いやすいです。目の荒い180の面で形をつくり、滑らかな240の面で微調整をしていきます。
爪を削るときの大切な注意点があります。それは「往復がけは厳禁」です。往復して削ると削りすぎたり2枚爪の原因になったりします。エメリーボードは必ず一定方向のみに削って使うようにしましょう。

エメリーボードの横端が毛羽立っているときは、ファイルなどを使って削りましょう。これを「面取り」といいます。
ステップ3|甘皮やルーススキンを処理します
爪の表面には目では見えにくい薄皮(ルーススキン)が張り付いています。ルーススキンが表面に残っていると爪との密着が弱くなり、剥がれ(リフトともいいます)の原因になります。
ここではウッドスティック&コットンを使いましょう。コットンを巻いたウッドスティック(バトネといいます)を使いコットンに消毒液(アルコール)を浸して、爪表面をこすってルーススキンをとっていきます。その後、爪の根元の余分な甘皮を優しく押し上げていきます。
甘皮とルーススキンの処理が終わったら、再度消毒液を浸したコットンで爪表面のダストや汚れ、油分を拭き取りきれいにします。この一手間がジェルの持ちに大きく影響しますので、面倒くさがらずに必ずやりましょう。

作業前にお湯に爪を浸すとルースキューティクルがふやけて、よりキレイに簡単にケアできておすすめです。
正しいジェルネイルの塗り方とは?
ジェルの特性を知って、塗りムラや、ツヤのくもらないよう、キレイに仕上げましょう。セルフレベリングと爪先(エッジ)を意識することで持ちも改善されます。
ステップ1|サンディングをします
ネイルファイルを使って爪の表面を削っていきます。削り具合は爪の表面がうっすら白っぽくなる程度で大丈夫です。削りすぎないようにしてください。
サンディングの際も「往復がけは厳禁」です。必ず一定方向のみに削って使うようにしてください。思いのほか削りすぎて自爪へのダメージが大きくなります。
最近は爪を削らないノンサンディングタイプのベースジェルが発売されています。爪が弱い方、薄い方はノンサンディングタイプの使用がおすすめです。

爪へのダメージを抑えたいならノンサンディングタイプのベースジェルがおすすめです。
ステップ2|ベースジェルを塗っていきます
ブラシにベースジェルを適量取り、まずは爪の中央にのせます。のせたジェルを優しく押し引きしてジェルを塗っていきます。筆はやや寝かせて、なるべく爪と並行になるようにブラシを動かすのがコツです。ムラにならないように筆圧は優しくが基本です。
時間がたつとジェルは表面張力によって自然に平らになろうとする現象(セルフレベリング)を起こします。なので爪の根本は際まで無理に塗ろうとせず、1mmほど空けておきましょう。はみ出しは剥がれの原因になります。
爪の先端から剥がれないように、爪の先端のエッジ(断面)の部分も忘れずにベースジェルを塗りましょう。持ちが悪い方はこの部分に何も塗っていないことが多いです。
ベースジェルは一度塗りで大丈夫です。塗り終えたらネイルライトをあてて硬めます。ベースジェルは、上から塗るカラージェルとの密着を高めるため、表面に未硬化ジェルが残る仕様になっています。ベタつきが残ってOKです

爪からはみ出さないように注意しましょう。剥がれる原因になります。はみ出したら必ずウッドスティック等でジェルをすくいましょう。
ステップ3|カラージェルを塗っていきます
続いてカラージェルを塗っていきます。塗り方はベースジェルと同じですが、顔料が沈んでいることがあるので、必ず一度混ぜましょう(撹拌といいます)。爪楊枝などで十分です。一度混ぜたらその日はもう混ぜなくて大丈夫です。混ぜるときは気泡が出ないように、大きくゆっくり混ぜていきます。
ブラシにジェルを適量取り、まずは爪の中央にのせます。のせたジェルを優しく押し引きしてジェルを塗っていきます。筆はやや寝かせて、なるべく爪と並行になるようにブラシを動かすのがコツです。ムラにならないように筆圧は優しくが基本です。
カラージェルは重ね塗りが基本です。一度塗りで無理に仕上げようと厚塗りしないように。説明書どおりの時間で硬まらなかったり、塗りムラ、剥がれやすくなる原因にもなります。ベースと同様、爪先(エッジ)まで塗りましょう。
一度塗り終わったら、ネイルライトをあてて硬めます。カラージェルも、上から塗るトップジェルとの密着を高めるため、表面に未硬化ジェルが残る仕様になっています。ベタつきが残ってOKです
各ブランドの推奨回数を基本に2度塗り〜3度塗りをしていきます。「塗って→硬めて→塗って→硬めて」を繰りかえして、好みの発色まで仕上げていきます。

1~2度塗りでしっかり発色するブランドのカラージェルを選ぶと、塗りミスが少なく時短にもなるので、初心者におすすめです。
ステップ4|トップジェルを塗っていきます
次にトップジェルを塗っていきます。塗り方はベースジェル、カラージェルと同じです。爪の中央にのせジェルを優しく押し引きしてジェルを塗っていきます。こちらも爪先まで塗りましょう。塗り終わったら同じくセルフレベリングさせてください。
トップジェルは一度塗りでOKです。もし厚みのあるぷっくらしたネイルに仕上げたい場合は重ね塗りしていきましょう。こちらも一度塗りで無理に仕上げようと厚塗りしないように。硬化不良の原因になります。
トップジェルの透明度はそのまま仕上がりに影響がでます。特に白系など明るい色は黄ばみが目立ちます。トップジェルは透明度の高いクリアなものを選びましょう。

ぷっくり奥行きのあるジェルネイルに仕上げたい人は、トップジェルの2度塗りがおすすめです。
ステップ5|ワイプをして仕上げます
最後に未硬化ジェル(表面のベタベタ)をワイプ(拭き取ること)します。専用のワイプ用スポンジにワイプクリーナーをつけて、すばやく一気に拭き取ります。ワイプの際はホコリやチリに注意してください。ツヤが曇る原因になります。
最近は拭き取りのいらないノンワイプタイプのトップジェルが発売されています。初心者でミスをしたくない方や時短でジェルネイルを楽しみたい方におすすめです。

ワイプは失敗するとすべて最初からやり直しになるので、初心者はノンワイプタイプのほうが使いやすいと思います。
基礎をマスターしてセルフジェルネイル上級者になろう
いかがだったでしょうか?手軽にお洒落を楽しめるセルフジェルネイル。せっかくなので正しい知識を活用して、セルフジェルネイルをもっとキレイに、もっと長く楽しみましょう。
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スタッフの人も優しくて丁寧です。ワークショップが無料なのでとっても助かりました。
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サロンの予約不要で移動も不要。自宅で好きな時に楽しめるのがセルフジェルネイルの特徴です。